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開幕ダッシュに成功しました。プロアイスホッケー「アジアリーグ」の横浜グリッツ(GRITS)は、今月(2022年)9月17日(土)と18日(日)に「KOSE新横浜スケートセンター」でひがし北海道クレインズとの対戦を1勝1敗で終え、新横浜での開幕4戦を3勝1敗で勝ち越しに成功しています。

9月18日時点で横浜グリッツは2位となった(アジアリーグ公式サイトより)

開幕2連戦を2連勝し、チーム初のホーム勝利と連勝を達成した勢いで臨んだひがし北海道クレインズとの2連戦は、点を取り合うシーソーゲームとなりました。

9月17日(土)の初戦は第1ピリオド8分、攻めあがったアレックス・ラウター選手(FW=フォワード)のパスをゴール前で受けたティモシー・シュープ選手(DF=ディフェンス)がシュートを叩き込んで先制。

DFながら強烈なシュートを放つシーンも目立つティモシー・シュープ選手が先制点を奪う

3戦連続で先制点を奪う好調ぶりを見せたグリッツは、14分に同点に追い付かれるも、第2ピリオド開始3分で攻め上がった土屋光翼選手(FW)からパックを受けた石井秀人選手(FW)がシュートを放ち、ゴールキーパーのリバウンドを角舘信恒選手(FW)が押し込んで再びリードを奪います。

角舘信恒選手(左)と石井秀人選手(右)で2点目を決めた

その後は両チームが点を取り合い、2対3の1点差で迎えた第3ピリオド早々に好調の新人・杉本華唯(かい)選手(FW)が冷静に同点弾を決めましたが、残り15分ほどで立て続けに失点してしまい3対5の2点差に。残り3分半で1点差に迫り、最後はキーパーを上げて全員攻撃を仕掛けましたがゴールを割ることはできず、4対5で敗戦

第2と第3ピリオドに立て続けに失点しリードを奪われる。この日はひがし北海道クレインズのファンも目立ち、多くの横断幕を掲げるとともに太鼓を打ち鳴らし応援も

試合後、昨年までひがし北海道クレインズでプレーし、今年グリッツに移籍した簑島圭悟選手(DF)が「(相手は)スキルの高い選手が多く、難しい試合になるとは意識していたが、小さなところで負けてしまった」と振り返ったように、参入初年度ほど大きな力の差が見られない互角の戦いとなりました。

会場を盛り上げ続けるMCのイッシーこと石田崇さんの試合後インタビューに答える簑島圭悟選手(右)

そして迎えた18日(日)の2戦目も昨年のチーム得点王・松渕雄太選手(FW)が攻め上がってキーパーの股下を抜くシュートで、4戦連続となる先制点を奪います。

前シーズンはチーム内で得点トップとなる活躍を見せたが、今シーズンは開幕から4つ目のセット(選手の組み合わせ)に下がっていたこともあった松渕雄太選手が先制点を上げた(写真は9月17日)

その後は昨日同様に両チームが点を取り合い、3対3で迎えた第3ピリオド49分。氏橋祐太選手(FW)が自陣でのフェイスオフでパックを奪ったのをきっかけにパスがつながり、氏橋選手が攻め上がってゴール右手からシュートを叩き込んでついに勝ち越し

フェイスオフで奪ったパックを最後は自らゴールに叩き込み、決勝点を奪った氏橋祐太選手(写真は9月17日)

最後には、全員攻撃で無人となった敵陣ゴールポストに「エンプティネットゴール」も決まり、5対3でひがし北海道クレインズを破りました。

今季初の起用となった矢野倫太朗選手(FW)に決勝点のアシストが記録され、同様に初先発のゴールキーパー・小野航平選手の好守も光って1勝1敗に持ち込み、本拠地での開幕4戦を勝ち越しています。

今週9月24日(土)以降の週末は、北海道苫小牧と韓国アニャン(安養市)での敵地4戦を経て、新横浜では10月15日(土)・16日(日)に「HLアニャン(韓国)」(9月17日付けでアニャンハルラから名称変更)と対戦します。

アレックス・ラウター、池田涼希、杉本華唯の3選手による1つ目のセットは好調だけに来週以降の厳しい試合でも活躍を期待したい(写真は9月17日)

これからの6試合は、リーグ屈指の実力を持つHLアニャンと計4戦、前年優勝のレッドイーグルス北海道とも敵地で2連戦となっており、どこまでグリッツが食らいついて、勝ちをもぎ取ることができるのかが試されます。


第1戦:横浜GRITS 4 - 5 ひがし北海道クレインズ(9月17日・新横浜)

左側の数字はゴール時間、選手名の前に記載の数字は背番号、カッコ内はアシスト、+1はパワープレー中の得点

【1P】横浜1-1ひがし北海道

【2P】横浜1-2ひがし北海道

  • 23:03 横浜11.角舘信恒(20.石井秀人/92.土屋光翼)
  • 38:43 ひがし北海道10.大津晃介(14.磯谷奏汰/26.齊藤大知)
  • 39:56 ひがし北海道82.大津夕聖(92.池田一騎/10.大津晃介)(+1=PP)

【3P】横浜2-2ひがし北海道

  • 40:25 横浜21.杉本華唯(97.池田涼希/9.アレックス・ラウター)
  • 45:41 ひがし北海道26.齊藤大知(10.大津晃介/14.磯谷奏汰)
  • 47:15 ひがし北海道92.池田一騎(53.寺尾裕道/21.矢野竜一朗)
  • 56:26 横浜97.池田涼希(9.アレックス・ラウター/54.熊谷豪士)

<GK=ゴールキーパー>

  • 横浜45.黒岩義博(セーブ32/失点5)
  • ひがし北海道1.脇本侑也(セーブ40/失点4)

※アジアリーグの記録ページはこちら


第2戦:横浜GRITS 5 - 3 ひがし北海道クレインズ(9月18日・新横浜)

左側の数字はゴール時間、選手名の前に記載の数字は背番号、カッコ内はアシスト、+1はパワープレー中の得点

【1P】横浜1-2ひがし北海道

  • 02:29 横浜84.松渕雄太
  • 12:35 ひがし北海道14.磯谷奏汰(10.大津晃介)
  • 15:14 ひがし北海道14.磯谷奏汰(10.大津晃介/79.山崎勇輝)

【2P】横浜2-1ひがし北海道

  • 29:49 横浜61.鈴木ロイ(13.岩本和真/54.熊谷豪士)
  • 33:02 横浜97.池田涼希(77.ティモシー・シュープ)
  • 35:52 ひがし北海道26.齊藤大知(52.松金健太)(+1=PP)

【3P】横浜2-0ひがし北海道

  • 49:17 横浜91.氏橋祐太(14.矢野倫太朗)
  • 59:43 横浜13.岩本和真(10.川村一希)(EN=エンプティネット=ゴールキーパー不在)

<GK=ゴールキーパー>

  • 横浜38.小野航平(セーブ32/失点3)
  • ひがし北海道1.脇本侑也(セーブ19/失点4)

※アジアリーグの記録ページはこちら


年内の「横浜グリッツ」試合日程

  • 9月24日(土)15:00:レッドイーグルス北海道戦(苫小牧)
  • 9月25日(日)15:00:レッドイーグルス北海道戦(苫小牧)
  • 10月1日(土)16:00:HLアニャン戦(韓国・アニャン=安養)
  • 10月2日(日)16:00:HLアニャン戦(韓国・アニャン=安養)
  • 10月15日(土)16:00:HLアニャン戦(新横浜)チケット情報
  • 10月16日(日)14:00:HLアニャン戦(新横浜)チケット情報
  • 10月22日(土)14:00:H.C. 日光アイスバックス戦(日光)
  • 10月23日(日)14:00:H.C. 日光アイスバックス戦(日光)
  • 10月29日(土)15:00:ひがし北海道クレインズ戦(釧路)
  • 10月30日(日)15:00:ひがし北海道クレインズ戦(釧路)
  • 11月5日(土)16:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(新横浜)
  • 11月6日(日)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(新横浜)
  • 11月19日(土)17:00:東北フリーブレイズ戦(八戸)
  • 11月20日(日)15:00:東北フリーブレイズ 戦(八戸)
  • 11月26日(土)16:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(新横浜)
  • 11月27日(日)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(新横浜)
  • 12月3日(土)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(日光)
  • 12月4日(日)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(日光)
  • 12月10日(土)16:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)
  • 12月11日(日)14:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)
  • 12月24日(土)15:00:レッドイーグルス北海道戦(苫小牧)
  • 12月25日(日)15:00:レッドイーグルス北海道戦(苫小牧)

)12月15日 (木)~18日 (日)に「第90回全日本アイスホッケー選手権大会」(長野市)への出場・試合の可能性あり。)韓国チームの「アニャン・ハルラ」は9月17日付けでチーム名を「HLアニャン」に変更した

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【参考リンク】

横浜グリッツ(GRITS)の公式サイト(チームの総合案内)

横浜グリッツ(GRITS)の日程と結果(アジアリーグ)