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雨が降っても、登下校する子どもたちを警察官教職員、また学校や地域のボランティアが見守ります。

毎月1日には小学校周辺、15日には高齢者に向けての交通事故防止を目的とした区内でのパトロールを実施。今月9月1日には太尾小学校(大倉山7)での見守りをおこなっていた

毎月1日には小学校周辺、15日には高齢者に向けての交通事故防止を目的とした区内でのパトロールを実施。今月9月1日には太尾小学校(大倉山7)での見守りをおこなっていた

神奈川県警港北警察署(港北署、大豆戸町)は、新学期がスタートした先月(2022年)8月29日(月)と先週の9月1日(木)に、区内の横浜市立小学校周辺での警備やパトロールを実施。

毎月1日には小学校周辺、15日には高齢者に向けての交通事故防止を目的とした区内でのパトロールを重点的におこなっているといいます。

港北区内での今年7月末現在での交通事故発生件数は、対前年比で272件と、対前年比ではマイナス20件となっているものの、重傷者は23人とプラス11人の増加に。

学校や地域の交通見守りボランティアも大活躍

自転車の事故が目立つ傾向にあります。自転車は、道路交通法上では軽車両となり、車両の一種としての扱いとなります。車道の左側の端を通行するなど、交通ルールを守ってもらえれば」と、同警察署交通課の下田憲司課長

自転車による交通事故でも、時に自転車の運転者に多額の賠償責任が生じる場合があることから、2019年10月以降、自転車であっても「損害賠償責任保険」などへの加入が義務付けられたことについても言及し「加害者にならないよう、運転マナーにもより気を付けてもらえれば」と注意を喚起します。

「自転車の運転マナー向上の呼び掛けを積極的におこなっています」と下田課長

「自転車の運転マナー向上の呼び掛けを積極的におこなっています」と下田課長

特に、交差点での「一時停止」場所見通しの悪い場所では、一旦、止まって安全確認する必要性や、 傘差しや物を持つなどの片手運転は禁止されていることについても、「子どもたちは交通安全教室などで新しいルールを伝えることもできますが、特に大人の方には声をかけるなどしてルールの周知をはかっています」とのこと。

自転車については、菊名地区新横浜地区を交通指導取締りの強化をおこなう「自転車指導啓発重点地区・路線」として選定するなど、交通指導や取締りを強化しているとのことで、下田課長は「悲惨な事故を防ぐためにも交通ルールを守って、日々の安全運転を心掛けてもらえれば」と、自転車運転のマナー向上やルールの遵守を広く呼び掛けています。

地域のボランティアとともに館雅之校長(左)も雨の中登校する児童を見守っていた

地域のボランティアとともに館雅之校長(左)も雨の中登校する児童を見守っていた

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【参考リンク】

港北区内の交通事故発生概況 令和4年7月末暫定値(港北警察署)

自転車に乗るときのルールとマナー(神奈川県警察本部)