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横浜のホテルは利用者が増えつつあるようです。横浜市文化観光局は、市内の主要ホテルにおける今年(2022年)3月までの平均稼働率を公表し、3月は68.1%と7割近くに達していました。

横浜市文化観光局「横浜市内主要ホテル平均稼働率」(2018年1月~2022年3月)を一部加工

このデータは市内40超の主要ホテルによる連絡会が集計し、横浜市が公表しているもので、2018(平成30)年1月から毎月の稼働率がまとめられています。

新型コロナウイルス禍前、横浜市内の主要ホテルでは8割から9割の平均稼働率を維持していましたが、2020年2月に600人以上の感染が発生したクルーズ客船「ダイヤモンドプリンセス号」が大黒埠頭(鶴見区)に着岸した頃から日本でもコロナ感染症が流行。

同年3月には平均稼働率が49.3%にまで落ち、初めての緊急事態宣言となった4月と5月は20%台まで下落し、その後もコロナの流行が繰り返され、2020年の平均稼働率は50.7%、翌2021年も同51.7%にとどまっていました。

主要ホテルの稼働率が回復しつつある(新横浜、イメージ)

ただ、昨年12月はコロナ禍後ではもっとも高い73.2%となり、今年の1月と2月は50%台だったものの、3月には68.1%まで盛り返しており、これはコロナ禍後では2番目に高い平均稼働率でした。

市文化観光局は「横浜の平均稼働率は全体的に上向きで、全国平均(3月42.3%)よりも高い」と話します。

コロナ禍前に記録していた80%以上という平均稼働率にはまだ遠いものの、横浜市内の観光が少しずつ回復しつつあるようです。

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【参考リンク】

観光に関する調査・統計データ(横浜市文化観光局)