新横浜に3カ所目の宿泊療養施設が開設されます。神奈川県は今週(2022年)2月25日(金)から新横浜2丁目の「R&Bホテル新横浜駅前」を陽性患者が療養する宿泊療養施設として設置すると発表しました。
新横浜では、昨年(2021年)2月に「新横浜国際ホテル(本館)」(新横浜3、206室=受入可能室数188室)を宿泊療養施設として県が借り上げ、同年8月には「東横INN(イン)新横浜駅前新館」(新横浜2、288室=受入可能室数249室)も確保しており、今回が3カ所目。
R&Bホテル新横浜駅前はワシントンホテル株式会社(名古屋市千種区)が運営するビジネスホテルチェーンで、新横浜駅前はシングルの部屋を中心に247室を備えます。同店では今週2月14日(月)から臨時休館すると告知していました。
宿泊療養施設としては運営に必要なスペースを確保したのち、療養者を受け入れできる部屋数は199室になるとのことです。
県の資料によると、宿泊療養施設は陽性者本人の症状や、家族との同居状況といった事情などを踏まえて在住地の保健所が入所の判断を行うといいます。
療養者の例として「狭い空間でも、生活に運動を取り入れ、自ら体調管理できる方」「狭い空間でも療養できるストレス耐性がある方」などが挙げられており、入所した場合には、発症日から10日目の翌日、または無症状の場合は検体採取日から7日目の翌日まで宿泊施設の外へ出ることはできず、外部からの物品や食品の持ち込みや受け渡しも不可となっています。
県内の宿泊療養施設はこれで13カ所目(近隣に系列の2カ所を確保している施設もあり)となりますが、2月21日時点で新横浜国際ホテル(本館)に26人、東横INN新横浜駅前新館には19人など、各施設とも受入可能室数の1割から3割程度しか埋まっていない状況です。
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・<神奈川県>新横浜で「ホテル」200室超を確保、新型コロナの宿泊療養で(2021年1月27日)
・<2022年1月中>港北区での感染は1カ月で「2688人」、軽症は94%超(2022年2月1日、感染者数は区内でも急増している)
【参考リンク】
・新型コロナウイルス感染症陽性患者に係る新たな宿泊療養施設の設置について(神奈川県、2022年2月22日)