今年こそは新型コロナ禍前のような年末年始を迎えたいものです。JR東海は来月(2021年)12月1日(水)から来年(2022年)1月10日(月・祝)までに東海道新幹線で当初計画していた1984本の臨時列車をすべて運転することを決め、12月28日(火)から1月5日(水)の年末年始期間は1日平均412本の列車を走らせる計画です。
日本で新型コロナウイルス禍が始まった昨年(2020年)の春以降、感染状況の増減によって、東海道新幹線の運行本数も増減を繰り返してきました。
たとえば今年(2021年)の夏、例年だと繁忙期となる8月の1カ月間は、緊急事態宣言の発出もあって1日あたり平均331本の運転にとどめ、お盆期間を含む8月6日から17日までの12日間でも1日平均345本としています。
今年の年末年始(12月28日~1月5日)に運転される1日平均412本という数は、新型コロナ禍前の2019年の年末年始(2019年12月27日~2020年1月5日)に運転された1日平均416本に迫る本数で、年末年始における東海道新幹線の運行本数は、現時点で“コロナ前”の水準に戻ったことになります。
東海道新幹線では、昨年(2020年)3月のダイヤ改正を機に1時間あたり最大12本の「のぞみ」を運行できる体制を構築しており、ようやくその本領を発揮できることになりそうです。
【関連記事】
・年末年始の「東海道新幹線」は前年比68%減、鉄道の利用は軒並み大幅減(2021年1月7日、感染の「第3波」に見舞われた前年は外出自粛が求められる状況)
・2020年末は「帰省ラッシュ」と無縁か、東海道新幹線の予約率34%(12/9時点)(2020年12月11日)
【参考リンク】
・東海道新幹線・在来線特急 今後の運転計画について(12月1日~1月10日)(PDF、JR東海、下部に時刻表あり)
・東海道・山陽新幹線運行状況(JR東海)