新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト
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新横浜駅にも乗り入れている“神奈中バス”が100周年を迎えました。神奈川中央交通(平塚市)は、1921(大正10)年の創立から今年(2021年)で100年を迎え、歴史を振り返る特設サイトを制作するとともに、このほど「100年史」のPDF版も公開し、神奈川県内全域をエリアとするバス会社の歩みを振り返っています。

神奈川中央交通「100周年記念サイト」では100年史のPDF版も公開している

神奈川中央交通はその社名の通り、本社を置く平塚市をはじめ、藤沢市や厚木市など“県中央部”を中心に路線バスを運行する東証1部上場企業ですが、前身企業の「相武自動車」が創業したのは横浜市大岡町(南区)で、横浜との関係が深いバス会社。

2007(平成19)年には横浜市営バスの赤字路線を引き継ぐ形で新横浜駅にも乗り入れており、羽沢横浜国大駅前を経て保土ケ谷駅西口を結ぶ「121系統」と平日1日1本のみの急行路線「131系統」(新横浜駅→羽沢横浜国大駅前→川島住宅)を運行中です。

新横浜駅に乗り入れている神奈中バスの「121系統」

同社のバス路線では新横浜に乗り入れる121系統が“北端”となっていますが、川崎市内では港北区に接する市バス井田営業所(中原区)の運行業務を受託するなど、県北部エリアでも事業を展開する一方、山梨県道志村との県境に至るまでバス路線を伸ばしており、現在では県内ほぼ全域に約2400キロのバス路線免許を持っています。

特設サイトや「100年史」では、関東大震災前の1921(大正10)年に弘明寺と鎌倉間を結ぶバス路線などから始まった歴史を時代ごとに細かく紹介。

羽沢横浜国大駅を通るバス路線は神奈中バスの121系統が唯一の存在、2020年までは「横浜市生活交通バス路線」として市から補助を受けながら運行していただけに「相鉄・東急直通線」の開業後に路線がどうなるのかに注目が集まる

現在は小田急グループにある同社が1938(昭和13)年には東急(当時は東京横浜電鉄)の傘下に入っていたことや、戦時下の強制的な企業統合でバス会社が川崎、横浜、相模、箱根の4ブロックに分けられ、相模エリアを担当したことから現在に通じる「神奈川中央乗合自動車」との社名となったことを振り返っています。

また、1960年代初頭には人手不足からいち早くワンマンバスのシステムを整えたり、1988(昭和63)年には早々にプリペイドカード方式のバスカードを導入したりといったバス事業での先進性に加え、業務の多角化でパチンコ店やサッポロラーメン店を展開していた歴史など、現在は約55%の売上をバス事業以外が占める上場企業の歩みも知ることができます。

神奈川県とともに歩んできた同社の100年間を振り返ることで、横浜市や神奈川県の各エリアが発展してきた歩みもたどってみてはいかがでしょうか。

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<神奈中バス>新横浜駅から羽沢方面の路線で平日夜に「急行バス」を1本新設(2017年9月23日)

<川崎市バス>4月から「井田営業所」の運行業務を神奈川中央交通に委託へ(横浜日吉新聞、2017年2月20日)

【参考リンク】

神奈川中央交通「100周年記念WEBサイト」(「神奈川中央交通100年史」のPDF版も)

神奈川中央交通の公式サイト(バス事業以外の紹介も)