第二次世界大戦の終戦から76年。その1945(昭和20)年に広島市、長崎市に投下された原子爆弾の記憶を語り継ぐ試みが港北区でも行われます。
原水爆禁止港北区協議会(事務局:大倉山3、鈴木邦次事務局長)は、あす(2021年)8月7日(土)10時から15時30分まで、横浜市港北区社会福祉協議会3階(港北区役所隣の吉田ビル)で、「ひきつごう被ばくの真実~港北平和の集い『原爆パネル展』」を開催します。
今回は、初開催となった昨年に続き2回目となるイベント。原爆投下後の広島・長崎の写真や、広島の高校生が被爆者からの聞き取りを絵に描いたという「原爆の絵」、今年1月に発効された国際条約「核兵器禁止条約」についての説明やその意義などを解説する展示を行う計画です。
神奈川の被爆者からのメッセージも映像(DVD)で上映されるほか、11時からと14時からは、年金者組合朗読サークル「菜の花」による「帰り来ぬ夏の思い」ほかの詩の朗読や、13時からは、90歳となった港北区在住の被爆(被ばく)者の話を聞ける時間が設けられる予定です。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、来場の際はマスク着用、検温、手指消毒が必要で、「展示の間も昨年より広げています」と主催者。
「平和な社会をめざし、今年もイベントを企画しました。唯一の戦争被爆国、日本は条約関連会議にも参加していません。人間が管理する兵器はいつか誤って使用される可能性があります。世界から核兵器をなくすために、実際にこの国で起きた戦争の被害について知ってもらえたら」(主催者)と、世代を超えての地元エリアからの立ち寄り来訪を呼び掛けています。
同イベントについての問い合わせは、同協議会(横浜北部地区労働組合協議会気付、電話:045-717-7738)まで。
【参考リンク】
・横浜市港北区社会福祉協議会の場所(Googleマップ)※大豆戸町13-1
・核兵器禁止条約が発効しました!(広島市のサイト)※「核兵器禁止条約」の概要についてのリンクも