この一週間に読まれた記事のベスト10を紹介する「週間ランキング」。先月(2021年)6月25日(金)から今月7月1日(木)までの7日間に計4万8237ページが表示されたなかで、もっとも読まれた記事は、6月3日に公開した「6/30(水)に“聖火リレーイベント”、みなとみらいでの観覧者1600人を募集」の記事でした。
読まれた記事のベスト10は以下の通りです。カッコ内は表示回数(ページビュー=PV)と記事公開日。
- 6/30(水)に“聖火リレーイベント”、みなとみらいでの観覧者1600人を募集(6月3日、3,387)
→ 2週連続でランキング登場です。川崎と横浜での聖火リレーが行われた後、最後のランナーが横浜赤レンガ倉庫の特設会場に入り、そのまま祝う「セレブレーション」と呼ばれる“フィナーレイベント”でしたが、聖火リレーは中止となり、セレブレーションも無観客での開催となりました。会場周辺にはPRブースも用意され、スポンサーのNTTなどが先端技術を披露する場でもあったのですが、多くの人はインターネットの生中継で舞台のみを見る形となりました。ただ、昼間に聖火リレーの代替セレモニーの会場として使えたことは幸いだったのかもしれません - <羽沢トンネル>道床のずれを防止する「鉄筋」、一部に施工不良の可能性(6月30日、3,080)
→ 事情を知る人から監督官庁である国土交通省に指摘があったとみられ、工事の主体である鉄道・運輸機構が調査結果をこのほど公表したものです。破損が指摘された「ジベル筋」と呼ばれる鉄筋は、逆U字状で15センチほどの大きさしかなく、トンネル底部のコンクリート路面に等間隔で飛び出しています。歩く際に引っかかってつまづいたり、工事用の車両が踏んで破損してしまったりと、少しやっかいとも思える存在です。なおかつ、数千本というあまりに多くの本数が設置されているため、破損しても気付かずに次の行程へ進んでしまったのでしょうか。経緯の公表と安全性を確保するための適切な対応が望まれます - 日産スタジアムの「五輪サッカー」11試合、ブラジルやドイツが登場、日仏戦も(4月22日、1,265)
→ 2週連続でランキング登場です。有観客で行う場合の観客数上限を「1万人」とし、7月6日に再抽選の結果が発表されるスケジュールがようやく決まったと思ったら、今度は感染状況の悪化によって無観客開催が現実味を帯び、再抽選も延期される可能性が報じられています。こんな状態で開催して一体誰が得をするのか、国際オリンピック委員会(IOC)に聞いてみたいものです。東京都民を中心に日本国民が税金負担で損をすることだけは目に見えていますが - JR菊名や新横浜でも新発売、平日に首都圏「1日乗り放題」のフリー切符(6月29日、1,033)
→ JR東日本では土・休日や夏休み中などに首都圏のフリー切符「休日おでかけパス」(大人2720円・小児1360円)を通年発売していますが、その“平日版”といえるフリー切符が7月から9月まで新たに発売されました - 日産スタジアムの「五輪サッカー」11試合、ブラジルやドイツが登場、日仏戦も(4月22日、1,009)
→ 今月7月22日(木)から来月8月7日(土)まで延べ8日間に11試合が日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で予定されています。19日後には初戦が開催されるというのに、未だに観客を入れるかどうかで議論を続けています - 6/30(水)に横浜・川崎「聖火リレー」の代替セレモニー、ネットで生中継(6月26日、907)
→ 当日は川崎と横浜市内を走る予定だった「聖火ランナー」98人のうち97人が「横浜赤レンガ倉庫」の特設会場に集まり、トーチを合わせて火をつなぐ「トーチキス」のセレモニーが2時間半にわたって関係者のみで開かれました。日産スタジアム付近の港北区内を走る予定だった6人は、1人が欠席したため5人で聖火をつないでいます - 川崎・横浜の「聖火ランナー」集結、“トーチキス”で火をつなぐセレモニー(7月1日、860)
→ 聖火ランナーとその家族、同僚など限られた関係者のみで開かれたセレモニーでしたが、取材ということで現場で見させていただきました。正直言いますと、「横浜ハンマーヘッド」で懸命にワクチン接種が行われているなか、隣接する巨大会場でイベントを開くことに最初は強い違和感を覚えました。しかし、聖火ランナーと家族・関係者の笑顔や喜ぶ姿を見て、「開催できてよかった」との思いに変わりました
→ 聖火ランナーは、地域の有名人から芸能人、著名な経営者、中学生、高齢者、障害を持つ人など、多彩な人々が選ばれています。たとえば、普段はまず見られない中学生と企業経営者という組み合わせで、一緒にポーズを考えて披露するというような姿に接していると、友情や連帯といったオリンピックの精神を現わしているように感じられました
→ 「聖火リレー」を通じて、より多くの人がこうした姿に触れ、時に笑ったり驚いたり、喜んだりでき、オリンピックの遺産(レガシー)として語り継げるはずだったのですが、新型コロナ禍の影響できわめて限定的な形でのセレモニーとなってしまったことは、残念でなりません - <五輪の影響>7月中旬~8月上旬は「新横浜公園」の各施設で利用制限(6月28日、833)
→ 日産スタジアムを中心に新横浜公園も含め、さまざまな制限がかかっています。普段は見ないような特設金網が張り巡らされ、仮設設備や監視カメラがそこかしこに置かれているのを見ると、開催後に撤去するのにもったいないな、と感じます。これで無観客開催となったら、不必要となる設備も多いのではないでしょうか - 日産スタジアム周辺での「聖火リレー」中止、神奈川県が公道走行を断念(6月11日、605)
→ 何年も前から計画されていた港北区内での聖火リレーは“幻”ということになってしまいました。代替として行われた「トーチキスセレモニー」の様子はできうる限り詳しく掲載しましたが、本当は多くの人と一緒に見て盛り上がりたかった、という思いが残ります - <富士通>NMF新横浜ビルの「富士通ミドルウェア」も10月に吸収合併へ(6月25日、594)
→ これで富士通グループの会社が新横浜からほぼ無くなってしまいました。さらに6月30日にはリコーも新横浜からの撤退を発表しています。在宅勤務などの“働き方改革”が大企業を中心に進むなか、確実にオフィス需要は減っています。横浜を代表するビジネス街の一つとして、新横浜のまちづくりを考え直す時が来ているのではないでしょうか。“平成時代”のようにただ大きなビルを建て、賃貸オフィスを林立させているだけでは、街として生き残れない気がしてなりません
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