JR菊名駅や小机駅などの混雑状況がインターネット上から視覚的に分かるようになりました。JR東日本は今月(2020年)12月18日(金)から駅構内カメラを用いた「駅混雑状況」の情報提供の対象駅を菊名や小机、横浜など48駅に拡大しました。
このサービスは、駅構内の改札口付近に置かれたカメラから、個人が特定できない形に加工したうえで、人の姿を映し出し、駅の混雑状況が視覚的に分かる画像をほぼリアルタイムで配信するもの。
これまでは新宿、品川、舞浜の3駅でのみ提供していましたが、今月18日から対象駅に菊名や小机など首都圏の45駅を追加し、JR東日本の公式サイト上とアプリで情報の提供を行っています。
同様のサービスは東急電鉄のアプリでも2016年から行われており、当初はカメラ映像に映る人の顔にモザイクをかけたような画像が配信されていましたが、現在は人(ひと)型のイラストで混雑状況を表現するようになっています。
JR東日本はアプリを通じて、横浜線や相鉄・JR直通線などで列車ごとの混雑状況も提供しており、駅構内の混雑情報と合わせ、乗り換え客で混むことの多いJR菊名駅やJR横浜駅、日産スタジアムでのイベント時は大量の乗客が押し寄せる小机駅など、混雑情報が事前に得られるメリットは大きそうです。
【関連記事】
・JR東日本アプリ、横浜線や相鉄直通の列車ごとの位置と「混雑状況」を表示(2020年7月16日、列車ごとの混雑情報はアプリで提供中)
・駅の混雑状況を東急線アプリで配信、菊名駅も「エキシビジョン」に対応(2018年10月2日、東急電鉄でも同様のサービスを2016年から行っている)
【参考リンク】
・JR東日本「駅混雑状況」のページ(菊名・小机・横浜駅など)