新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト
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「日本」を愛する飲食店経営者が、新横浜での休業にも負けず、世界に向けた社会貢献の実現を果たします。

この日を最後に移転する横浜市会棟で行われたマスク寄贈式。左から佐藤さん、翁さん、ゾマホンさん、NPO法人IFE(イフェ)代表理事の山道昌幸さん

この日を最後に移転する横浜市会棟で行われたマスク寄贈式。左から佐藤さん、翁さん、ゾマホンさん、NPO法人IFE(イフェ)代表理事の山道昌幸さん

横浜市内を中心に7店舗の飲食店を経営する株式会社新世紀商事(神奈川区神奈川)は、先週(2020年)5月15日、新型コロナウイルス感染症の感染者が急増しているアフリカ諸国での感染防止と公衆衛生向上のためにと、マスク1万枚を寄贈しました。

新横浜2丁目のスタジアム通りとアリーナ通りに面したカキヤビル(KAKIYAビル)の地下1階で、中国料理店「山海楼(さんかいろう)新横浜店」と、「浜の牡蠣小屋(かきこや) 新横浜店」の2店舗を経営する同社社長の翁為栄(おん・ういえい)さんからの申し出で実現したマスクの寄贈。

マスク寄贈式の冒頭で「日本アフリカ友好横浜市会議員連盟」の会長を務める佐藤さんがあいさつ。最左は都筑区選出の市会議員で同連盟事務局長の草間剛(つよし)さん

マスク寄贈式の冒頭で「日本アフリカ友好横浜市会議員連盟」の会長を務める佐藤さんがあいさつ。最左は都筑区選出の市会議員で同連盟事務局長の草間剛(つよし)さん

2015(平成27)年2月に横浜市会議員の有志により設立された「日本アフリカ友好横浜市会議員連盟」が仲介をし贈呈されることになったもので、この日は前駐日ベナン共和国特命全権大使で、NPO法人IFE(イフェ)の創設者・IFE国際財団理事のゾマホン・ルフィンさん横浜市役所(中区港町)市会棟に来庁しての「マスク寄贈式」が行われました。

中国・福建省出身の翁さんが来日してからしばらくの間、仕事と生活の拠点としていた港北区内で、翁さんとの“友情”をあたためてきたのが、港北区選出の市会議員で同連盟会長の佐藤祐文(ひろふみ)さん

マスクの寄贈を行った株式会社新世紀商事・社長の翁さん

マスクの寄贈を行った株式会社新世紀商事・社長の翁さん

佐藤さんは、ゾマホンさんとも、日本が主催する国際会議「アフリカ開発会議(TICAD)」の開催を通じてのつながりが生まれた経緯があり、まさに「二人のつなぎ役」に。

翁さんは、母国・中国が新型コロナウイルス感染症の被害を受けた際に、自身のふるさとにマスクをいち早く寄贈したといい、日本の感染拡大が進む中、現地とのつながりを活かし、今度は日本に向けてのマスクの調達を具現化できたと説明します。

今年4月から、翁さんが経営する新世紀商事は、神奈川県真鶴町にある観光施設「ケープ真鶴」の指定管理者となったこともあり、真鶴町にも2度にわたってマスクの寄贈を行ったとのこと。

新横浜で経営する中国料理「山海楼(さんかいろう)」、「浜の牡蠣小屋」の2店も現在休業している(5月11日現在)※6月1日営業再開予定(5月21日追記)

新横浜で経営する中国料理「山海楼(さんかいろう)」、「浜の牡蠣小屋」の2店も現在休業している(5月11日現在)※6月1日営業再開予定(5月21日追記)

翁さんは、2014(平成26)年、東日本大震災の復興支援を目的とし、三陸の牡蠣を直送しての「浜の牡蠣小屋」(関内店=中区蓬莱町、新横浜店)をオープン。

2013(平成25)年と2014年には、日中友好・震災復興チャリティーを目的とした「アイスホッケーアジアリーグ」を新横浜で開催するなど、これまでも、日本や中国にかかわる社会貢献事業を積極的に行っていました。

翁さん、ゾマホンさんが熱く語った日本、佐藤さんへの感謝

拍手で感謝を伝えられた翁さん。超党派の議員団には港北区選出の市会議員・望月康弘(やすひろ)さんの姿も(最手前)

拍手で感謝を伝えられた翁さん。超党派の議員団には港北区選出の市会議員・望月康弘(やすひろ)さんの姿も(最手前)

寄贈式の席では、まずは翁さんがあいさつ。「来日して30年になるが、心から日本のことを愛し、何があっても日本に恩返しをしたい。現在、(新型コロナウイルス感染症対策で)全てのお店を2カ月間営業を休業しているが、6月に向けて再開の準備を進めているので、ぜひ再オープンしたら足を運んでもらえたら」と、日本に対しての恩返しや社会貢献をこれからも自身のビジネスの傍(かたわ)ら行っていく決意を語ります。

続いてあいさつしたゾマホンさんは、母国・ベナン国立大学卒業後、中国・北京への留学を経て、1994(平成6)年に初来日したエピソードを語る際、日本のマスク着用の文化に「大変驚いた」と説明

テレビなど多くのメディア出演などでも知られるゾマホンさんの「予定時間の3分間」を大幅に超える、約15分間もの熱きトークに、一人ひとりの参加者が引き込まれていた

テレビなど多くのメディア出演などでも知られるゾマホンさんの「予定時間の3分間」を大幅に超える、約15分間もの熱きトークに、一人ひとりの参加者が引き込まれていた

佐藤先生のおかげで、アフリカに対してのODA(政府開発援助)だけでなく、政治、経済、社会への協力をいただくことができ、貿易や学校やビル(建設)、綺麗な水も飲めるようになった。そんな佐藤先生から、“あなたよりも優れた中国人がいる”と聞き、インターネットで調べたら、確かに(翁さんが素晴らしい人だということが)本当でした」と、二人の“人間性”を称(たた)えます。

ゾマホンさんの提案で、この日、新型コロナウイルス感染による世界の死者への黙祷も行われ、母国・中国や日本のみならず、「アフリカ諸国」への寄贈を申し出た翁さん、後押しした佐藤さんの“世界を想う心”への共感が、寄贈式の場に広がっていました。

寄贈されたマスクは、ゾマホンさんが創設したNPO法人IFEを通じ、現地に寄贈される予定とのことです。

【関連記事】

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【参考リンク】

華人之星(株式会社新世紀商事公式サイト)※翁社長のプロフィールなど。アイスホッケーのチャリティーには佐藤議員も協力

IFE創始者のご紹介~ZOMAHOUN Idossou Rufin (ゾマホン)(NPO法人IFE公式サイト)

市会トピックス~ベナン共和国国会議員が、松本議長らと面会(横浜市会のサイト)