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新横浜駅などの東海道新幹線を走る車両が新型の「N(エヌ)700系」に統一されます。JR東海は1999(平成11)年から使用している旧型の「700系」について来年(2020年)3月8日をもって廃止すると発表しました。

JR東海は特設サイト「ありがとう東海道新幹線700系」で運転情報を発信している

新幹線の700系車両は、それまで丸みを帯びていた先頭車両を“カモノハシ”のようにとがった形状にしたのが特徴で、その後の2007年に登場するN700系のデザインにも影響を与えています。

また、N700系で運転される列車は「喫煙ルーム」を残して全車両が禁煙であるのに対し、喫煙ルームのない700系ではわずかながら喫煙車両を残したり、客席の窓がN700系と比べて若干大きかったりといった特徴もありました。

新横浜駅に到着する新幹線700系車両

近年の700系は「こだま」号を中心に使われていましたが、N700系と比べて速度面などで性能が劣り、製造から年数を経ていることから廃車が進んでおり、12月現在の東海道新幹線(東京~新横浜~新大阪)では、臨時列車を除いてほとんど使われていません

700系の最終運転日となる3月8日には、全席指定の臨時「のぞみ」号(新横浜発10時6分)として東京駅から新大阪駅まで運転するほか、2月12日以降には車体装飾を施した700系が運転される予定です。

なお、新大阪駅から先の「山陽新幹線」の区間では700系の廃止は発表されていません。

【参考リンク】

JR東海「ありがとう東海道新幹線700系」特設サイト

JR東海「東海道新幹線700系」の編成案内(「喫煙ルーム」がなく15・16号車に喫煙車が残る)