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まもなく開業する相鉄・JR直通線の車窓が一足先に楽しめます――。相鉄(相模鉄道)は、今月(2019年)11月30日(土)に開業する「相鉄・JR直通線」(相鉄西谷~羽沢横浜国大~JR武蔵小杉~JR新宿)の試運転列車から撮影した前面展望映像最新版をこのほど公開し、上下線で異なる車窓が見られるようになりました。

このほど新たに公開された展望映像では羽沢横浜国大駅で「埼京線」の車両とすれ違うシーンも(「相鉄ニュース」のページより)

これらは、運転室から前面を撮影した映像を“早送り”する形で全区間の車窓が眺められるようになっているもので、10月2日に相鉄二俣川駅からJR新宿駅までを収めた4分20秒超の映像がインターネット上で公開されたのに続き、きのう11月19日には、JR新宿駅から西谷駅までの区間を6分30秒間にまとめた新作が発表されています。

相鉄本線と分岐する西谷駅からJR横須賀線・湘南新宿ラインと合流するJR武蔵小杉駅までの区間は、新設されたトンネルや東海道貨物線のルートを走るため一般になじみが薄く、運転室からの車窓を通じて「どうやって相鉄とJRがつながっているのか」という疑問に答える映像となっているのが特徴です。

新川崎駅付近の車窓は上下線で異なるので見どころの一つ(YouTube相鉄公式チャンネル「相鉄 新型車両『12000系』前面展望ムービー」より)

特に途中の新川崎駅付近では、横須賀線ホームの近くを通過する「相鉄方面行」と、ホームから遠く離れた位置を走る「JR方面行」で車窓が大きく異なっており、2つの映像からは、そうした変化を確かめることも可能。

また、途中ですれ違ったり追い抜いたりされる列車や、普段はあまり見かけない貨物列車も収められており、上下線での違いも楽しめそうです。

【関連記事】

羽沢横浜国大の「時刻表」発表、新宿行始発が6時5分、最終は23時52分着(2019年9月6日、相鉄・JR直通線のダイヤを発表)

<試乗レポ>11月末開業「相鉄・JR直通線」、相鉄線から武蔵小杉へ“ワープ”の感覚(横浜日吉新聞、2019年11月8日、車窓を写真で紹介)

【参考リンク】

相鉄 新型車両「12000系」新宿駅初入線前面展望ムービー(二俣川→羽沢横浜国大→JR新宿、4分22秒、YouTube)

相鉄 新型車両「12000系」前面展望ムービー(JR新宿→羽沢横浜国大→西谷、6分30秒、YouTube)

都心直通プロジェクト(相鉄、JRや東急直通線の総合情報)