みなとみらいのファンゾーンで、港北区の伝統芸能が世界に花開きます。
横浜市が「ラグビーワールドカップ(W杯)」期間中の週末に設置している無料イベントスペース「ファンゾーン」にて、今週末(2019年)10月19日(土)14時から15時45分まで、「港北区民俗芸能保存会」(伊藤武夫会長)の所属団体による伝統芸能が披露されることになりました。
みなとみらいエリアの「臨港パーク」(西区)でパブリックビューイングや飲食物販売などを提供するファンゾーンですが、試合の合間に行われるイベントもその集客の一助となる魅力の一つ。
当初、岸根町に祭囃子として昔から受け継がれている郷土芸能「岸根囃子」を保存・披露する活動を続けている岸根囃子連(渡辺道春会長)に出演の打診があったことから、「ぜひ、港北区全体で、伝統芸能の素晴らしさを伝えたい」と、岸根囃子連でも活動を行う、同保存会事務局長の浜田正二さんは、“区ぐるみで”の出演となるよう関係者と調整し、複数団体の出演が実現することになったと喜びます。
当日は、14時から14時30分まで、大曽根夢太鼓「どどん鼓」、14時30分から15時までが、日本代表の松島幸太朗選手の出身校で、日吉囃子連の佐相秀崇さんが顧問を務める桐蔭学園高校和太鼓部(青葉区)によるそれぞれの太鼓演奏を予定しています。
また15時から15時45分まで、港北区神輿会有志連合や菊名睦、大曽根神輿の会による神輿(みこし)の渡行や、岸根囃子連、綱島囃子保存会による囃子や獅子舞の披露も行われるプログラムを計画しています。
まさに「オール港北」の布陣に、松島選手ゆかりの桐蔭学園高校の参加で大いに盛り上がることが期待されるファンゾーンへの入場は無料。
港北区内に残る貴重な伝統芸能を「世界」に発信するチャンスであるのみならず、国際交流の一助としても期待される今回の大舞台が、出演者のみならず、より多くの来場者の心に残るものになるようにと期待されるところです。
【当日の様子】
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・無料で楽しむ「ラグビーW杯」、みなとみらいに“ファンゾーン”開設(2019年7月12日、横浜日吉新聞)
・<ラグビーW杯レポート>台風と日本代表戦に揺れた日産スタジアムの2日間(2019年10月15日)※松島幸太朗選手もトライを決めるなど活躍
【参考リンク】
・「ラグビーワールドカップ2019 ファンゾーン in 神奈川・横浜」の案内ページ(臨港パーク)
・タイムテーブル(同)
・臨港パークの案内ページ(パシフィコ横浜)
・桐蔭学園男子和太鼓部「桐蔭太鼓」公式サイト *顧問・佐相秀崇さんの紹介ほか