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交通事故から園児を守りたい――そんな想いを込めた“黄色い”ベストが100保育園に贈呈されました。

ラグビーワールドカップ(W杯)もPRする港北区長室で、港北交通安全協会の磯部敏夫副会長、嶋村公代表理事、栗田るみ港北区長、山本かおる太尾保育園長、田邊精一副会長、相沢一夫副会長(写真左から)

ラグビーワールドカップ(W杯)もPRする港北区長室で、港北交通安全協会の磯部敏夫副会長、嶋村公代表理事、栗田るみ港北区長、山本かおる太尾保育園長、田邊精一副会長、相沢一夫副会長(写真左から)

交通安全の普及・啓発活動を行う一般財団法人港北交通安全協会(大豆戸町)による、横浜市港北区内の100認可保育園に対しての、1園1着となる合計100着の「交通安全ベスト」贈呈式が、昨日(2019年)7月30日に港北区役所内(同)で行われました。

贈呈式には、同協会の嶋村公(ただし)代表理事3名の副会長らが出席。栗田るみ港北区長と、100園を代表し、市立太尾保育園(大倉山4)の山本かおる園長に、蛍光反射板付きの安全ベストが手渡されました。

同協会は、昨年(2018年)にも、港北区内の市立小学校全25校に計100着の同ベストを寄贈。「この時は各校4枚ずつ」(同協会)の枚数となりましたが、毎年増え続ける区内保育園の数も、ちょうどこの100園というタイミング

「これからも(交通安全に寄与するための)要望があれば聞かせてほしい」と嶋村公(ただし)代表理事(左)

「これからも(交通安全に寄与するための)要望があれば聞かせてほしい」と嶋村公(ただし)代表理事(左)

幼稚園や、認可外保育園を加えると、現在、港北区内には199園も存在しているという港北区だけに、「園庭がごく限られたスペースのみの園も増えていることから、散歩は保育園児の成長にとってなくてはならないもの。 “港北区”全体で散歩を見守ってくれているという安心感、寄贈される100園で共有できる一体感がとても心強い」と、山本園長は、区ぐるみでの“散歩の安全”の見守りを支援するベストの贈呈に、心から感謝したいとの想いを語ります。

今年5月に、滋賀県大津市で起きた乗用車による保育園児の死傷事故を受け、散歩ルートの見直し作業も各園で行うなか、散歩を自粛する動きも一部で起きているといいます。

「子育てしやすい街にしたい」との想いを語る栗田るみ港北区長(右から2人目)

「子育てしやすい街にしたい」との想いを語る栗田るみ港北区長(右から2人目)

保育園の場合、各年次で移動距離などが異なることもあり、散歩のグループが同じ園でも複数存在するケースが多いことから、ベストが1枚では足りないのが実情ですが、「ぜひ、様々な要望をこれからも挙げてもらえたら」と嶋村代表理事。

「子育てに優しい街・港北区のアピールにつながる」と栗田区長が語るように、2022年下期(2022年10月~2023年3月末)に開業予定の「東急新横浜線」(新横浜(仮称)~新綱島(仮称)~日吉)の沿線開発により、ますますファミリー層の流入も想定される港北区だけに、より実行力のある交通安全対策の必要性が、これからも叫ばれていきそうです。

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【参考リンク】

児童・幼児の交通安全対策(横浜市港北区)

地区安協連絡先(公益財団法人神奈川県交通安全協会)