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横浜市保健所は、20代男性の「はしか(麻しん=ましん)」患者が発生したことを公表、周囲へ感染させる可能性のある今月(2019年3月)18日(月)から20日(水)までの3日間にわたって新横浜駅からJR横浜線に乗車し、菊名駅から東急東横線を利用していたことを明らかにしました。

JR横浜線から東急東横線へ乗り換える人の流れ(菊名駅、写真はイメージ)

市の発表によると、この男性は3月上旬にヨーロッパから帰国。今月18日に悪寒と体調不良が発生し、25日にはしかと診断されたといいます。

それまでに新横浜駅から渋谷駅間を、3日間にわたってJR横浜線と東急東横線を使って移動しており、いずれの日も往路は8時56分に新横浜駅からJR横浜線に乗車し、菊名駅で9時3分の東横線に乗り換えて渋谷駅で下車。復路は19時30分ごろに渋谷駅から東横線に乗車し、菊名駅でJR横浜線へ乗り換えて新横浜駅で下車していたとのことです。

同じ時間帯に利用された方で、利用後10日前後経ってから、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、指示に従い受診してください」(市保健所)と呼びかけます。

はしか(麻しん)はウイルスによる感染症で感染力が強く、空気感染や飛沫感染、接触感染でうつるといい、感染した場合は38度以上の発熱や咳(せき)、鼻水、結膜の充血、全身の赤い発しんが現われるとのことですが、一度かかっていたり、2回の予防接種により十分な免疫をもっていたりする場合は、かかる心配はないとのことです。

【参考リンク】

麻しん(はしか)患者の発生について(2019年3月26日、横浜市健康福祉局)

麻しんについての解説(厚生労働省、「感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します」などの解説)