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商業施設キュービックプラザなどが入る駅ビル「新横浜中央ビル」に本社を置く三重富士通セミコンダクター株式会社(河野通有社長)は、今年(2019年)1月7日から横浜駅に近い神奈川区金港町のビルへ本社を移転すると発表しました。同社は今月から台湾企業の子会社となることが決まっています。

新横浜駅ビルの11階より上は正面から見て左半分がオフィスビルとして使われている

三重富士通セミコンダクターは、三重県桑名市で1984年に操業を開始した富士通の三重工場を源流とし、2014年に親会社である富士通セミコンダクターから分離して半導体製造の受託専業企業(ファウンドリ)として発足。会社案内によると社員数は850人。2017年3月期売上は約600億円とみられ、港北区に本社を置く企業のなかでは15位以内に入る売上規模です。

同社は、同じ新横浜中央ビルに本社を置く富士通セミコンダクターの子会社ですが、同業で台湾のユナイテッド・マイクロエレクトロニクス・コーポレーション(UMC)も15.9%を出資。今年1月にはUMCが富士通セミコンダクターから全株式を取得し、子会社化する予定となっています。

富士通セミコンダクター傘下企業では、新横浜中央ビルに本社を置いている電子部品商社の富士通エレクトロニクス(荻原淳二社長、社員数約800人)も今月から同業である加賀電子(東京都千代田区)の子会社となることが決まっており、今後の動向に注目が集まります。

【関連記事】

新横浜駅ビル内に本社置く「富士通エレクトロニクス」、加賀電子の子会社化へ(2018年9月13日、現時点では新横浜からの本社移転は発表されていない)

【参考リンク】

三重富士通セミコンダクター株式会社「本社移転のご挨拶」PDF、2018年12月28日公表)

UMC、三重富士通セミコンダクターの株式100%取得で合意(2018年6月29日、富士通セミコンダクター)

三重富士通セミコンダクター株式会社の会社概要ページ