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篠原口側にある老舗の飲食店街「オゾン通り」が今月(2018年12月)10日にリニューアルし、名称を「新横濱あじわい横丁」に変えて新たにスタートを切りました。今後は新店舗の出店も計画されており、若年層や女性の利用も促していきたい考えです。

1階部分が新幹線の篠原口側出入口と直結しているオゾン通りは「新横濱あじわい横丁」に衣替えし、若年層や女性にも訴求していきたい考え

オゾン通りのある新横浜ビルディングは、1964(昭和38)年の東海道新幹線の新横浜駅開業とほぼ同時にオープンした地域最古参といわれるビルで、1987(昭和62)年には1階に飲食店街の「オゾン通り」を開設。オープンから30年を経た近年は“昭和レトロな飲食店”というイメージで、中高年層のサラリーマンを中心に人気を集めていました。

一方、昨年(2017年)1月にはビルの旧オーナーから収益不動産売買などを展開する横濱コーポレーション株式会社(西区みなとみらい)が買収。ビル内のテナントを入れ替え、医院「新横浜ハートクリニック」を誘致するなど、全体を変化させてきました。

立ち飲み店もあるため、夜は中高年層に人気が高いが、今後は幅広い世代を誘致していくという

今回、「オゾン通りのレトロ感を残しながらも、若い層や女性へも訴求していきたい」(同社)として、名称を「新横濱あじわい横丁」に変えるとともに、商店会組織(小圷=こあくつ=謙一会長=新横浜ハートクリニック経営)を新たに設置し、商店会として統一的なプロモーションなども行っていく考えです。

現在営業している「新横のまぐろや」や「そばの戸隠(とがくし)」など6店の構成は変わりませんが、ビルオーナーである横濱コーポレーションでは、昨年4月に閉店した喫茶店エンリコの跡地に若い世代向けの新たな飲食店を誘致する計画です。

新横浜駅の開設とほぼ同時期に開設された「新横浜ビルディング」(左)は3階部分が横浜線をまたぐ溝の口跨線橋とつながっている

また今後は、多くが休業している日曜日や休日の店舗営業と、ビル内にある共同トイレの改装も検討。公式サイトを開設したり、毎月200枚の500円割引クーポンチケットの配布を行ったりして、知名度の向上を図るといいます。

新幹線の篠原口側出入口と直結した老舗の飲食店街“オゾン通り”改め「新横濱あじわい横丁」は、これからどのように変化していくのでしょうか。注目が集まりそうです。

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【参考リンク】

新横濱あじわい横丁のFacebookページ