アリーナ通りの「KDX新横浜ビル」に本社を置いていたスイーツ・焼き菓子製造メーカーの株式会社プレシア(花井秀年社長)は、このほど厚木市に工場を新設し、本社も同地に移しました。

プレシアは、アリーナ通りとマリノス通りが交差する新横浜二丁目南側交差点近くの「KDX新横浜ビル」の1・2階に本社を置いていたが、現在は現状回復工事も終えている。かつて同ビル1階には「auショップ」が店を構えるなど通りが多く目立つ場所だけに、今後の活用方法が気になるところ(10月26日撮影)
プレシアは1994年に町田市で設立され、一時期は「ありあけのハーバー」の復活製造を行ったり、「タカラブネ」ブランドの運営会社を買収したりしており、2011年4月には中区日本大通から新横浜へ本社を移転していました。
一方、2014年には「タカラブネ」ブランドを不二家へ売却し、その後、同社は2016年には産業ガス事業を展開する東証一部上場企業のエア・ウォーター株式会社(大阪市中央区)に買収されています。
先月(2018年10月)、エア・ウォーターが厚木市に同社グループの物流センターとプレシアの工場を併設した6階建ての複合施設を建設。プレシアは、湘南と厚木に置いていた2工場を集約するとともに、本社も新工場内へ移転したものです。
同社公式サイトによると、2017年3月期の売上は161億円で社員数はパート社員を含めて850人。港北区内では売上規模で50位以内に入る規模でした。
(※)この記事は読者の方からの情報提供をきっかけに記事化しました。ありがとうございます。
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