新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

新横浜駅や新綱島駅(いずれも仮称)など港北区内で行われている「相鉄・東急直通線」の工事状況“360度撮影”の迫力ある写真で見ることができます。港北区は今月号(2018年7月)の「広報よこはま港北区版」で工事の特集を行うとともに、SNS「Facebook(フェイスブック)」上では「港北区版VR」と呼ぶ360度カメラで工事現場を記録した画像を公開しました。

港北区Facebookページに公開された新横浜駅(仮称)工区の360度写真には建設中のホームも写る(同ページより)

これらの写真は今年4月から5月にかけて撮影したものだといい、マウス操作で上下右左のあらゆる角度から見ることができるようになっているのが特徴です。

地下約33メートルの位置で作られている新横浜駅(相鉄直通線)の建設現場は、コンクリート製のホームが作られつつある様子をはじめ、赤い鉄骨が幾つも重なった地下空間からは、頭上の環状2号線を覆うフタ(覆工=ふっこう=板)らしき姿まで見通せるような写真となっており、その深さを感じ取ることができます。

新綱島駅の建設現場では、地下約35メートルの位置で、新横浜方面へ向かう「新横浜トンネル」の掘削に向けて足場が組まれている様子や、地下駅部分のむき出しになった擁壁(ようへき=周囲が崩れてこないように設けられた壁)と鉄骨を左右と頭上に見ることができ、迫力ある現場の今が切り取られていました。

新綱島駅の360度写真では、新横浜トンネルの掘削準備を行っている様子も見える(港北区Facebookページより)

両駅の工事区間は、いずれも地上から地下へ向かって掘り進める「開削(かいさく)工法」と呼ばれる方法で建設が行われています。いったん深い“穴”を掘り、箱のような形の駅空間を作った後は、その頭上部分は埋め戻されることになるため、360度写真は、今しか見られない貴重な様子を写したものといえそうです。

なお、360度写真はFacebook上で公開されているため、ログインしない場合は、画面いっぱいにログインやアカウントの新規作成を促す画面が出てきますが、右下にある「後で」をクリックすると、4分の1ほどの大きさに縮小されます。

【関連記事】

<港北区>周囲360度撮影の迫力ある写真を投稿、公式Facebookページ開設(2016年12月28日)

相鉄直通線で最新広報紙、トンネル掘削や新横浜駅工事の安全対策も紹介(2016年12月8日)

【参考リンク】

広報よこはま港北区版VR(360度写真、相鉄・東急直通線工事)

広報よこはま港北区版2018年7月号「相鉄・東急直通線工事 地下って今どうなっているの?」PDF版