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「トレッサ横浜」の裏手に位置する樽町中学校に近い師岡町に本社と工場を置いていた洋菓子メーカーで、昨年(2017年)5月に約13億円の負債を抱えて閉鎖し、その後に破産した株式会社アルベリの工場などの解体が始まりました。

昨年5月の閉鎖時のまま残っていた旧アルベリの本社工場は、7月末までかけて解体工事が行われる(5月4日撮影)

同社は洋菓子工場として、直営販売所も併設するなど地域に親しまれた存在でしたが、有名洋菓子メーカーとの取引が終了したことを機に業績が悪化し、昨年5月26日に「万策尽きて苦渋の選択となりましたことを何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます」との文章を残して閉鎖しています。

工場や直営販売所の建物は現在まで残されていましたが、現地に掲出された告知によると、865平方メートルの敷地に建てられた3階建ての建物を今月(2018年5月)7日から7月30日までの予定で解体を行うとしています。解体工事の発注者は「株式会社コヤベ製作所」となっており、近隣の樽町4丁目に本社を置く精密部品加工会社とみられます。

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【参考リンク】

旧アルベリの場所(グーグルマップ)