Jリーグもシーズンたけなわ。試合に臨む最中でも、いつもの校庭にプロ・サッカー選手が来訪、子どもたちの夢育む“高い技術”を披露――今年も、横浜F・マリノスが行う“地域貢献事業”、港北区内の小学校を訪問する「サッカースペシャルキャラバン」が好評を博しています。2010年より実施してきたF・マリノスによるホームタウンでの「ふれあい活動」は、今年で8年目を迎えています。
本拠地・日産スタジアムが所在する港北区の横浜市立小学校にF・マリノスが訪問を打診、学校行事等で都合が合わない学校を除き、3年生または4年生の児童を対象に、「トップチームの選手が子どもたちとふれあい、実際にプロサッカー選手の高い技術にふれることで、サッカーの楽しさを体験し、スポーツへの興味、関心度を向上してもらうことを目的」(F・マリノス)としキャラバン訪問するものです。
今年のキャラバンは先月(5月)10日の綱島東小学校(綱島東)への訪問からスタート。元日本代表で名ディフェンダーとして知られる中澤佑二(ゆうじ)選手、新人で大和市出身の高野遼(りょう)選手、青葉区育ちの原田岳(がく)選手の3人が訪問。高野選手と原田選手は初めての訪問となりましたが、100名規模の3年生とふれあい、「新人選手2名の思い出に残る」(同)キャラバンになったとのこと。
今月も、先週(6月)9日に訪問した日吉台小学校(日吉本町)では、綱島東小学校と同じく100名を超える小学校3年生の児童に対し、若手ミッドフィルダーとして注目されている前田直輝(なおき)選手、青葉区育ちで地元・県立新栄高校(都筑区)出身の吉尾海夏(かいな)選手の2名が自己紹介をした後、児童が各自サッカーボールを楽しく、また上手に蹴る秘訣(ひけつ)などを指導。
ホームタウン・ふれあい事業部の芝崎啓(ひろむ)コーチによる軽快な進行の下、高く、また遠くボールをコントロールし蹴り上げるパフォーマンスでは、生徒たちの大歓声が沸き上がっていました。
最後はゴールに置かれた目標に向けシュートを行うゲームを選手、児童が共にチャレンジした後、記念撮影などを行い終了。花道をハイタッチと握手で両選手が見送られた後も、記念となる学校への両選手のサイン色紙贈呈や、記念品の配布(日吉台小学校ではF・マリノスメモ帳)もあり、また、何より直接選手たちと接することができた感動からか、先生や児童らの興奮は冷めやらぬ様子が見られました。
他の横浜市内の小学校でも一部実施している(同事業部)とのことですが、確実にほぼ毎年「プロのJリーガー」である横浜F・マリノスの選手が、地元小学校を訪問してきてくれるという“港北区”ならではの貴重な機会。
実戦でも活躍するトップチームの選手たちが「身近な」学校に来訪するという企画を、8年という歳月にわたり行ってきたF・マリノスの地域貢献への姿勢こそが、スタジアムでのより大きな子どもたちの声援を作り出す一助となるのは間違いなさそうです。
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【参考リンク】
・ホームタウン ふれあい日記~「サッカースペシャルキャラバン スタート」(横浜F・マリノスの公式サイト)
・ふれあい活動「サッカー スペシャル キャラバン」(横浜F・マリノスの公式サイト)
・横浜F・マリノス 地元の小学生とサッカーで触れ合い(tvkNEWS動画)※放映日より一週間配信
・『サッカースペシャルキャラバン』についてのツイート(横浜F・マリノスの公式Twitter)※綱島東小での動画
・横浜DF中沢、小学校訪問で先生イメージ「俺なら」(日刊スポーツ)※動画あり