東横線の渋谷駅からJRや地下鉄銀座線へ乗り換え時の不便さが少しは緩和されるのでしょうか。東急電鉄や東京メトロなどは今月(2017年3月)31日(金)からハチ公広場へ通じる「8番出口」にエスカレーターを稼働させるとともに、「ヒカリエ1改札口」から「宮益坂中央改札口」までの間には動く歩道を新設します。
副都心線と相互直通運転前の2013年3月まで、東横線の渋谷駅は山手線や銀座線などと近接した位置にあり、両鉄道間の乗り換えは比較的容易でした。駅の地下化によって東急田園都市線や半蔵門線との乗り換え距離が短縮された一方で、山手線や銀座線からは大きく遠ざかってしまいました。
今回の動く歩道とエスカレーターの新設によって、東横線のメインとなるヒカリエ1改札口から宮益坂中央改札口やハチ公改札口方面へのアクセスが改善されます。
また今年夏には、JR線や銀座線との乗り換えの主要ルートとなっているヒカリエ改札近くの「14番出口」を移設改良し、地下3階と地上を直線で結ぶことで、乗り換え距離の短縮化が図られる予定です。
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【参考リンク】
・渋谷駅ハチ公広場出口8番エスカレーター、地下コンコース動く歩道、3月31日に使用開始(東京メトロ、2017年3月23日)
・渋谷駅乗り換えルート案内(東急電鉄「渋谷ちかみち」)