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横浜市交通が2016年12月15日に示した方針(横浜市会サイトより)

横浜市交通が2016年12月15日に示した方針(横浜市会サイトより)

横浜市交通局はブルーラインやグリーンライン、市営バスの「通学定期券」について、来年4月から始まる2017(平成29)年度中に値下げする方針であることがわかりました。今日(2016年12月20日)まで開会中の横浜市会で明かしたものです。具体的な割引率などについては、来年2月1日から行われる市会の第1回定例会で公表する予定としています。

「大幅な値下げはできない」(市交通局)との方針ですが、市営地下鉄の通学定期券は「割引率が低いとの意見あった」(同)といいます。現在、市営地下鉄における通学定期券の平均割引率は60.5%。たとえば、東急電鉄の平均74%割引と比べると低い水準にあります。

ブルーラインで通学する子を持つ家庭には恩恵も

ブルーラインで通学する子を持つ家庭には恩恵も(新羽駅)

一方、65歳以上を対象にした市営バスの「シニアパス」については、「週に2回の利用を想定して料金を設定したが、6割超が通勤で使っている」(同)との現状から値上げする方向。なお、70歳以上を対象とした「敬老パス」(市営地下鉄と市内路線バスの大半に乗車可能、収入により年額3200円から2万500円までの負担金が必要、障がい者などは無料)の制度に変更はありません。

また、市営バスを2キロ以内区間を利用する場合に設けられている「短距離定期券」は廃止し、全線定期券に統一する方針だといいます。加えて、紙の回数券や磁気カードの一日乗車券も廃止し、ICカード化したい考えです。

【参考リンク】

乗車券制度の見直しの方向性についてPDF、2016年12月15日横浜市交通局)

横浜市営地下鉄の定期券料金

横浜市営バスの定期券やシニアパス情報