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港北区内で最も平均年収の高い小中学校区はどこなのか――。マンション価格情報サイト「住まいサーフィン」(スタイルアクト株式会社運営)がそんなデータを昨日(2016年12月)9日に発表しました。

マンション価格情報サイト「住まいサーフィン」による学区別の平均年収データ

マンション価格情報サイト「住まいサーフィン」による学区別の平均年収データ

このデータは「平成22年国勢調査」「平成25年住宅土地統計調査」を元に運営会社のスタイルアクトが推計したもの。ここでの平均世帯年収は、全世帯から単身者や夫婦のみと推定される世帯を除外して算出したとのことです。

同社の調べによると、港北区内の小学校区でもっとも年収が高かったのは、新横浜駅を最寄り駅とし、港北警察署の近くにある大豆戸(まめど)小学校(大豆戸町759)で、平均年収は955万円。これは横浜市の青葉区・荏田西小学校(平均年収1034万円)や泉区・緑園西小学校(同979万円)など13校に次いで市内14位という数値でした。

区内トップで横浜市内でも14位だった大豆戸小学校

区内トップで横浜市内でも14位だった大豆戸小学校

このほか、篠原西小学校(篠原町1241)や新羽小学校(新羽町1452)の名前もベスト5のなかに入っていました。

一方、中学校区で港北区内のトップは篠原中学校(篠原町1342)で平均年収は855万円新横浜駅周辺の大部分を校区としていることが影響しているとみられます。このほか、大倉山駅に近い大綱中学校(大倉山3)や日吉本町駅周辺の住宅街を校区とする日吉台西中学校(日吉本町5)の名が上位に挙がっていました。

サイト住まいサーフィンでは、無料会員登録を行うと神奈川県内の市区(行政区含む)のランキング(5位まで)を閲覧することが可能です。

なお、これらのデータは、実際は近隣の複数の学校から選択することが可能となっているものの、公式サイトでは公開されていない横浜市の「特別調整通学区域制度」については反映されていないとみられます。また、今から5年以上前の2010年の国勢調査におけるデータを使っていることも留意する必要があります。

サイト運営会社のスタイルアクトは1998年に創業し、同サイト運営のほか不動産コンサルティング業務などを展開。創業者で社長をつとめる沖有人氏(慶應義塾大学経済学部1988年卒)は、「空き家は2018年までに手ばなしなさい」「タワーマンション節税!相続対策は東京の不動産でやりなさい」など不動産関連書の著者としても知られています。

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【参考リンク】

神奈川県の年収の高い小学校区・中学校区ランキング(住まいサーフィン)

スタイルアクト株式会社(今回のランキングを調査した企業)