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環状2号線に至近の「休日急患診療所」(菊名7)隣にある市有地の売却先は大和ハウス工業に決まりました。横浜市財政局が発表したもので、同社は53戸の賃貸住宅や約140平方メートルの緑化されたオープンスペースなどを設ける計画だといいます。

今回売却された約1300平方メートルの市有地は「港北区休日急患診療所」(2017年4月移転)の隣地にあたる(2017年2月撮影)

同市有地は、2005年まで業務を行っていた「資源循環局港北事務所」の跡地で、市は2015年秋から事業提案内容を審査したうえで事業予定者を決める「価格固定プロポーザル方式」などで毎年売却を試みていましたが不調に終わり、今年(2017年)夏から売却価格を固定した上で提案内容を審査したうえで売却者を決める「価格固定プロポーザル方式」(2億8032万円)で公募売却を行っていたものです。

今年(2017年)9月22日まで行われた公募では、5社から応募があり、このうち選考過程で2社が応募を取り下げ、3社のなかから大和ハウス工業の提案が選ばれました。

同社の提案は53戸の賃貸住宅を建設したうえで、敷地内に交流スペースを設置し、小学校就学前の障害のある子どもが通う「児童発達支援事業所」とも連携した子育て支援を行うと提案。「用途を満たしたうえで、地域住民との連携が図れる計画としており、当該地を有効活用し得る内容」(選定委員会)として評価されたものです。

同地は菊名西口と大倉山の両駅から徒歩約10分程度という位置にあり、環状2号線から至近の場所にあるだけに、賃貸住宅としても一定の注目を集めそうです。

【関連記事】

今度は売れるか? 環状2号に近い菊名7「休日急患診療所」隣の市有地を三たび売却へ(2017年7月12日)

医師会館や休日診療所が4月に移転、新施設でさらなる地域医療連携に挑戦(2017年3月30日、今回売却市有地の隣地)

【参考リンク】

鶴見区鶴見中央四丁目土地、港北区菊名七丁目土地及び青葉区藤が丘一丁目土地公募売却の事業予定者を決定しました(2017年11月21日、横浜市財政局)

今回売却された菊名7丁目の市有地の位置(グーグルマップ)