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4年ぶりに発行されたデータ集「数字で探る 港北のすがた~地域わかりマス

港北区内にある各町ごとの現状と課題を細かく分析したデータ集「数字で探る 港北のすがた~地域わかりマス」が4年ぶりに港北区役所から発行されました。全国の行政区で最大となる16万7222世帯・34万3035人(2017年8月31日現在)が住んでいるだけに、エリアによってさまざまな違いが見えてきます。

港北区が発行する「地域わかりマス」は、もともと区内地図を細かく“マス目”で区切って、そのエリアごとの様子が分かるというコンセプトのデータ集。前回は2013年に発行され、このほど公開された2017年版では、年齢別人口や定住理由、住宅概況など13項目にわたって分析が行われました。

興味深いのが15歳未満の「年少人口」65歳以上の「老年人口」を町別に分析し、少子化と高齢化の進行度合いを示している地図です。

少子化と高齢化の進行度合いを示している地図では、茶色っぽい色が「少子化と高齢化が進んでいる地域」灰色が「高齢化が進行している地域」、緑っぽい色が「少子化も高齢化もしていない地域」、色の付いていない町は「平均値」。東横線沿いの町で少子高齢化が目立つ(「地域わかりマス2017」より)

大倉山の全域新羽町、篠原町、大豆戸町エリアは、現時点で高齢化や少子化とは判定されていない「平均値」ですが、菊名駅から妙蓮寺駅にかけての町で少子高齢化が進展しています。

菊名駅周辺の篠原北1~2丁目錦が丘、富士塚1~2丁目、菊名1丁目、菊名5~6丁目といった東横線沿いの町で「少子化と高齢化が進んでいる地区」と判定されました。大倉山を除いて日吉から妙蓮寺まで、宅地化の歴史が長い東横線沿線ならではの傾向といえそうです。

新横浜エリアでは、2~3丁目が「高齢化よりも少子化が進行している地区域」で、逆に1丁目は「15歳未満人口が多い地区」となっていました。

そうした町ごとの細かな違いがわかる「地域わかりマス」は、インターネット上にPDF形式で公開されています。自ら住む町の姿を客観的に確認するうえで活用できそうです。

【参考リンク】

「地域わかりマス2017」の閲覧ページ(港北区役所)