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グルメレポート 新横浜・菊名・大倉山

グルメレポート 新横浜・菊名・大倉山【グルメレポート第24回:2017年7月17日「新横浜編11」】新横浜駅ビルの飲食店は、多くが「キュービックプラザ」の9・10階と、高架下の「ぐるめストリート」に集まっていますが、“デパ地下スタイルの食料品専門店”である3・4階の「タカシマヤフードメゾン」の一部には小規模のイートインコーナーが設けられています。そのうち3階にある店は関東で貴重な関西のカレー専門店。わずか7席の飲食スペースですが、この欧風カレーを味わいに多くの人がやってきます。

現在、カレーチェーンといえば、愛知県一宮市が発祥のカレーハウス「CoCo壱番屋(ココイチ)」が全国に1250店を展開する一大勢力ですが、全国各地には中小さまざまなチェーンが存在します。金沢カレー専門店として都内で店舗を伸ばしつつある「ゴーゴーカレー」もそうですし、京王電鉄グループの「カレーハウスC&C」は1968年創業と古く、都内にのみ22店を設けていますので東京のご当地カレーチェーンといえます。

そんななか、関東圏で今一つ存在感が見えてこないのは大阪発祥の“関西系カレーチェーン”です。

著名駅ビル内かデパート内に限定して出店しているサンマルコは新横浜でも駅ビル内にカレー弁当店として出店

近年は、1995年にカレーライス専門店として発足した「福島上等カレー」が渋谷本店など都内で6店を展開していますが、まだ爆発的に広がるまでにはいたっていません。1947(昭和22)年発足の老舗店「インデアンカレー」は、東京丸の内の著名オフィスビル内にある1店舗にとどまっています。

関西カレーチェーンのなかで唯一、神奈川県内に店舗を置いているのがタカシマヤフードメゾン3階にある「カレーハウスサンマルコ」。カレーの持ち帰り弁当を販売するかたわら、7席あるイートインコーナーでは、本拠地関西の店舗同様にカレーが提供されています。

見た目もカラフルなカレーが多いのもサンマルコの特徴、ライスに比してカレールーは若干少な目

サンマルコは大阪駅の駅ビル内で1983(昭和58)年に発足。その後、難波やあべの橋といったターミナル駅にある駅ビル内かデパート内に限って出店しており、大阪や神戸や京都の有名な場所でよく見かけるカレー専門店となっています。

知名度の高い駅の駅ビル内かデパートにしか出店しないという方針は、関西以外でも徹底しているようで、首都圏に3つしかない店の1つに新横浜が選ばれています。

サンマルコの特徴は、「日本のカレーの発祥であるヨーロピアンカレーをコンセプトに、本物の味をお手頃な価格で手軽に召し上がって頂けるカレーハウス」(同社)であること。“インド風”と一線を画し、若干の高級感を打ち出したといいます。

とはいえ、価格はそれほど高くはなく、新横浜駅店では「ビーフカレー」や「ナスビカレー」「エビカレー」が税込み711円「カツカレー」も同880円とほどほどのプライスです。

他のチェーンではあまり見ないトッピング材が4種類用意されている

そして、同店テーブルの上には、福神漬けやらっきょうではなく、同チェーン独自の「落花生」や「レーズン」「パイン」「キュウリ漬け」という4種類のトッピング具材を並べるこだわりぶり。カレーとともに甘酸っぱい「キャベツのピクルス」が付いてくるのも関西系チェーンならではです。

この日注文したのは880円のカツカレー。揚がるまで少し待たされるのですが、サンマルコの源流は神戸発祥のとんかつ店グループ。脂身が若干少な目の肉でしまったカツはさすがといえそう。

カツカレー(880円)。サンマルコの源流は神戸発祥のとんかつ店グループだけにカツには力を入れている

カレールーは、強烈な個性を発揮してクセにさせる味というより、凝縮された上品さどこか漂わせています。そのためか、カウンターしかない店舗で女性客も目立ちます。一方で、関西系の特徴ともいえる「後引く辛さ」は同チェーンの欧風カレーにも注入されており、このあたり“インド風”や“欧風”を超越した“関西風カレー”の伝統が受け継がれているようです。

上品な関西系欧風カレー」とはどのようなものか。関西出身で同店を知る人なら「ああ、サンマルコね」と懐かしく思えそうですが、いまいち想像が付きづらいかもしれません。一度、同店の小さなカウンターで味わってみてください。

  • 新横浜&周辺エリアのグルメレポートは記者が個人的に訪れているなかで、「ここは!」というお店についての情報を紹介するとともに、個人としての所感を述べていく不定期連載です。バックナンバーはこちら。なお、日吉・綱島・高田エリアの記事は「横浜日吉新聞」をご覧ください。

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【参考リンク】

カレーハウス サンマルコの紹介(新横浜キュービックプラザ)

カレーハウス サンマルコの公式サイト

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