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今から準備すれば夏休み中やお盆シーズンでも新幹線が割引運賃で利用できる可能性があります。7月下旬から8月下旬にかけて、宿泊施設や交通機関の料金が急に上がってしまいますが、新幹線ならではのお得な内容をまとめました。東海道新幹線に乗る場合は、新横浜駅構内にJR東海の旅行会社「JR東海ツアーズ」があるので、割安な旅行商品の購入に便利です。

<東海道新幹線>

■ 幼児や小学生の子連れに最適な「ファミリー車両」

7月15日から9月3日の間に子連れ客専用の「ファミリー車両」が設けられる(JR東海ツアーズのサイトより)

近年は子育て中の世帯に浸透してきた恒例企画で、東京・品川・新横浜と名古屋・京都・新大阪を結ぶ「のぞみ」号の車両を貸し切り、7月15日から9月3日の間に子連れ客専用の「ファミリー車両」として運転するものです。

1日に1~3本の運転ですが、通常の指定席券を買うよりも若干安くなっているうえ、申込人数にプラスして1席が付いてくるので、広々と使えるのもメリット。また、車両全体が子連れなので、若干騒がしくしても気兼ねしないという点もうけているようです。

ただし、通常で切符を買うと、大人が引率すれば小学生以下の乳幼児は「無料」ですが、こちらの企画では子ども運賃(大人の半額)を徴収されます。小学生なら、もともと子ども運賃が必要なので、小学生との家族旅行には最適かもしれません。

詳細はJR東海ツアーズの公式案内ページをご覧ください

■ 各駅停車ならいつでも安い「ぷらっとこだま」

「ぷらっとこだま」なら新横浜~新横浜間が片道10,400円(8/11~20は11,600円)、グリーン車利用でも11,900円(同13,100円)(JR東海ツアーズのサイトより)

旅慣れた人や出張族によく知られている「ぷらっとこだま」は、各駅に停まる「こだま」を利用することで、静岡や浜松、名古屋、京都、新大阪まで割安で行けるという旅行商品です。

たとえば、名古屋なら「のぞみ」より2140円(8/11~20は1340円)安く、京都なら2840円(同1940円)、新大阪なら3410円(同2410円)も安くなります。特に「グリーン車」ならかなり割安利用が可能で、通常の「のぞみ」のチケットを買うよりも安いくらいの価格で、リッチな移動が楽しめまず。

ただし、各駅停車なので、名古屋まで約2時間半、新大阪まで約3時間45分ほどかかってしまいます。時間を気にしない移動に適しており、途中の停車時間が長い駅(小田原や静岡、浜松など=列車により異なります)で駅弁や名産品を買うなどして楽しんでいる人も多いようです。また、売店で使えるワンドリンク券もおまけで付いてきます。

土日やお盆期間中は売り切れることも多いため、発売日の1カ月前に確保するのが良いかもしれません。インターネットの販売サイト、または新横浜駅構内のJR東海ツアーズや「JTB」でのみ取り扱っていますので、新横浜駅構内で購入するのが便利です。

新横浜駅発着の詳細はこちらをご覧ください。

■ 東北・北海道・上越・北陸新幹線は「えきねっと」

えきねっと」の無料会員に登録し、ネットで予約すると事前割引で購入が可能

JR東日本の新幹線の場合は、ネット上から「えきねっと」の無料会員に登録し、事前に割引購入ができる「えきねっとトクだ値」が最適です。おおむね5%から35%までの割引価格でチケットの購入が可能となっています。

また、13日前までの購入ならさらに割引率の高い「お先にトクだ値」もあります。

新幹線だけでなく、首都圏の特急列車でも割引が設定されている場合もあり、たとえば水戸やいわき方面の特急列車「ひたち」「ときわ」や内房や外房線方面の特急など、25~40%安くなっています。

一度、えきねっとトクだ値のページをチェックしてみてください。

なお、いずれも「旅行商品」となっているため、JR東海の場合は新横浜駅構内のJR東海ツアーズなど一部の旅行会社でしか買えなかったり、JR東日本ではインターネットでしか申し込めなかったり、また利用時にもさまざまな制限があったりしますが、繁忙期でもお得に移動ができます。

混雑する時期はよく売り切れるため、比較的容易に購入できる可能性が高い今が狙い目です(なお、申込は1カ月前からという旅行商品が目立ちます。サイト上でご確認ください)。

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