【グルメレポート第21回：2017年6月12日「港北区郊外編1」】久しぶりに復活の本連載。新横浜駅からも無料シャトルバスが運転されている「IKEA（イケア）港北」は、港北ジャンクションに近い都筑区折本町の「新横浜元石川線」沿いにあるスウェーデン発祥の家具量販店。家具や家庭雑貨を買う際だけでなく、一度試してみたいのが館内のレストランです。他の飲食店ではあまり見ないめずらしいメニューが多く、思わず食べ過ぎてしまいそうになるはずです。（2017年6月時点での記事です）
港北ジャンクション近くにある巨大な「IKEA（イケア）港北」
世界各国で展開するイケアのなかで、イケア港北は今から10年超前の2006年9月にオープンした日本2号店です。第三京浜道路などの主要道路に近く、巨大な無料駐車場を完備。車で買物をするには最適な環境ですが、新横浜駅（北口駅前広場「西広場」の交番の先）から平日1時間に2本、土休日は1時間に2～3本の無料シャトルバスが運転されており、車がなくても気軽に行くことができます。
倉庫のように巨大な店内2階にあるのが「イケアレストラン」。買物客のために設けられた食事場所ですが、買物をしなくても誰でも利用可能です。トレーを持ち、ケースに並んだ料理やデザートをとって、後でまとめて精算するフードコートとなっています。
店内2階にある「イケアレストラン」はフードコートタイプの広い飲食スペースが設けられている
「サーモンマリネ」（税込429円）や「シュリンプオープンサンド」（同450円）、「ベイクドポテト」（同399円）、「スウェーデン・ミートボール」（8個同599円）といったスウェーデン料理のほか、「ムール貝白ワイン蒸し」（同499円）や「フィッシュ＆チップス」（同799円）、「ベジボール・メキシカン風」（8個同499円、肉団子の一種）、「チキンボール・メキシカン風」（8個同599円）など（店舗や時期によって取り扱いのない場合あり）、他のフードコートではまず見ないであろうメニューを揃えていて、初めて行くと何を食べればいいのか分からなくなります。そんな時はとりあえずカレーやチャーハンなどの“ご飯もの”が無難かもしれません。
「オリジナル野菜カレー」は税込み329円の安さ
同チェーンのメインメニューとして位置付けられているのがオリジナルカレーで、イケア港北では「オリジナル野菜カレー」（税込329円）と「ポークカツカレー」（同489円）の2種類が用意されており、街の価格よりもかなり安く抑えられています。
このカレーは化学調味料を一切使っていないイケアのオリジナルだと言うものの、フードコートでの簡易的な調理や300円台という価格から考えると大きな期待はできない……と思ったら、コクのあるカレールーが個性的。野菜もゴロゴロと入っていて、若干クセにさせられそうな味です。さすがは世界チェーンだと感心してしまいます。
このほか、“ご飯もの”として「サーモンチャーハン」（699円）もあり、これは鮭が1切れ丸ごとのっていて、北欧生まれのイケアならではの一品で、食べてみる価値はありそう。
野菜カレーは329円と安いのですが、そこへいたるまでのショーケースにはサイドメニューやデザートなどの誘惑がいっぱい。結局は取りすぎてしまって1人で1000円以上になってしまうことも多々ありますが、それもまたイケアならではの楽しみかもしれません。
「ビストロ」と名付けられた1階のファストフードコーナーは格安、券売機で「食券」を購入する
なお、1階には「ビストロ」と名付けられたファストフードコーナーがあり、ホットドックが税込み80円（単品）、ソフトクリームは同50円という「マクドナルド」も決して真似できないような価格で提供されています。
ホットドッグにピクルスとオニオンが自由にトッピングができ、ドリンクの飲み放題も付いてくる「ホットドッグセット～ピクルスオニオンつき」でも同150円と安価で、それなりにお腹を満たすことができます。
買物だけでなく、昼食時に訪れてみても楽しめるスポットといえそうです。
（※）イケアの入会金・年会費無料の「IKEA FAMILY（イケアファミリー）」に入会すると、レストランメニューの一部が割引となります
- 新横浜＆周辺エリアのグルメレポートは記者が個人的に訪れているなかで、「ここは！」というお店についての情報を紹介するとともに、個人としての所感を述べていく不定期連載です。バックナンバーはこちら。なお、日吉・綱島・高田エリアの記事は「横浜日吉新聞」をご覧ください。
【参考リンク】
・IKEA FAMILY（イケアファミリー）（入会金・年会費無料の会員制度）
・IKEA（イケア）港北のアクセス情報（ページ右側に新横浜駅からの無料シャトルバス案内も）
