横浜市や神奈川県、国の三者は来月(2017年2月)9日(木)に日産スタジアムでは初めてとなるテロ攻撃を想定した国民保護共同訓練を行います。2019年のラグビーワールドカップや翌2020年の東京オリンピックの競技会場となる同スタジアムで爆破テロが行われたという想定で、多数の傷病者を大量搬送する「実動訓練」を10時から12時に実施するといいます。
このほか、「神奈川県内の大規模集客施設で生物剤(炭疽=たんそ菌)の散布及び多数の死傷者を伴う爆破事案が相次いで発生」「横浜市内の商業施設において犯行グループが人質をとり立て籠もる。その後、横浜市内のみなとみらい地区マンション群において爆発物が発見される」といった想定のもと、スタジアム内の会議室に関係機関が集まって対応方法を確認する「図上訓練」も行われます。
なお、今回の訓練では、事前にテロ災害の内容を訓練参加者に明らかにしない「ブラインド訓練」で、実践的な対応が検証されるとのことです。
【2月8日訓練当日の様子】
【参考リンク】
・日産スタジアムでテロ災害を想定した国民保護共同訓練を実施します(神奈川県、2017年2月9日開催)
・内閣官房国民保護ポータルサイト(「武力攻撃やテロなどから身を守るために」と題したパンフレットも公開)