横浜市の喫煙禁止地区に指定されている新横浜駅前(北口周辺の約3万8000平方メートル)で罰則処分の件数が今年(2016年)4月から10月末までは低い水準で推移していることがわかりました。
喫煙禁止地区は、横浜市の「ポイ捨て・喫煙禁止条例(横浜市空き缶等及び吸い殻等の散乱の防止等に関する条例)」に基づき、人通りの多い駅周辺を喫煙禁止地区に指定し、指定地区内での違反者には罰則として2000円の過料を徴収されることになっています。
市内では横浜駅周辺や関内地区などが喫煙禁止地区となっており、新横浜駅では2010年3月1日から北口の駅前広場を中心に、環状2号線の駅側の一帯が指定されています。
横浜市資源循環局によると、新横浜では開始翌年度の2011年度は罰則処分が109件あり、翌2012年度には140件にのぼっていたものの、その後は毎年下降。昨年(2015年)度は66件にまで減り、今年は4月から10月までの7カ月間で28件となっています。
みなとみらい21や関内などの禁止地区では、10月までの7カ月間で昨年度の罰則処分実績を上回るなかで、新横浜では路上の喫煙禁止が徐々に根付いてきたといえそうです。
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【参考リンク】
・美化推進重点地区の活動状況(横浜市資源循環局)
・新横浜駅周辺喫煙禁止地区について(PDF、2010年2月19日)