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港北警察署が発表している区内の犯罪発生統計、2016年9月末で昨年より件数自体は減っているが、詐欺が急増中

自らが住む近く所でどんな犯罪が発生しているかご存知でしょうか。港北警察署では毎月、区内における町名別の犯罪発生数を公開しており、このほど今年(2016年)9月末までの9カ月分の集計(暫定値)が発表されました。町ごとの犯罪発生件数だけでなく、犯罪の内容からその地域が持つ特徴も読み取ることができます。

9月末までの間にもっとも犯罪発生数(表左の「刑法犯」の部分)が多かったのは新横浜の174件がトップで、次いで綱島西の153件、日吉町(1~7丁目)の135件、日吉本町の105件、樽町の99件が「ベスト5」ということになっていました。6位以下は、大倉山の91件綱島東84件菊名82件、新吉田東76件、大豆戸町63件と続きます。

左の「刑法犯」の部分が犯罪発生の総数となる

いちばん左の「刑法犯」の部分が犯罪発生の総数となる※クリックで拡大

いずれの街も「窃盗(せっとう)犯」(表の左から2番目)が多くを占めており、これは、空き巣やひったくり、万引き、自転車盗など、いわば“人のモノを盗む”という犯罪の総称です。

街ごとの特徴として、綱島西や日吉本町、日吉町、綱島東では、とにかく「自転車」の窃盗犯が多いという点があげられ、この4町で上位を独占しています。自転車の放置件数が市内でも有数の多さを誇る綱島駅と日吉駅を抱えている影響があるようです。

一方、新横浜では自転車盗は30件と多いものの、綱島や日吉にはおよびません。それ以外のオートバイ盗(9件)や車上狙い(8件)、部品狙い(6件)が目立ち、万引きは26件で市内トップ。ここに掲載した表には掲載されていませんが、「粗暴犯」の発生数も多く、「暴行」が10件、「傷害」が7件、「脅迫」と「恐喝」がそれぞれ2件発生しています。このあたり、横浜市内でも有数の繁華街を抱えている影響とみられます。

犯罪数の内訳、振り込め詐欺の被害が急増している※クリックで拡大

犯罪数の内訳、振り込め詐欺の被害が急増している※クリックで拡大

ただし、暴行に関しては日吉町で10件と増加傾向にあり、綱島西でも暴行9件に加え、傷害も3件発生し、菊名でも暴行8件・傷害3件を記録。乗降客の多い駅を抱える町では、粗暴犯の発生が目立っています。

人口の多さに比例しないのが「空き巣」と「振り込め詐欺」です。空き巣小机町高田東、下田町が発生数の上位に食い込んでいました。いずれも人口密度はそれほど高くない地域で、閑静な住宅街も多いという特徴があります。

昨年と比べて各町とも犯罪の数は減っている

車上ねらいが急増した新吉田東や鳥山町などを除き、昨年と比べ各町ともおおむね犯罪の数は減っている

同様に振り込め詐欺大倉山高田西、新吉田東、日吉本町での件数が多くなっています。いずれも一戸建て住宅地が目立つ地域です。ちなみに2015年大倉山は4件、高田西が2件、新吉田東は5件が発生しており、大倉山では700万円超、新吉田では800万円近く、高田西では400万円近くの金額がだまし取られています。

今年は現時点で昨年と比べ、港北区全体での犯罪件数は226件減っています。そんななかでも、車上ねらいがプラス51件、振り込め詐欺を中心とした詐欺はプラス33件、出店荒らしがプラス12件と急増していました。

近所であっても、知らないうちに定期的に犯罪は発生しています。まずは、今どんな犯罪が起きているのかを知っておくことが大切ではないでしょうか。

港北区のホームページには、港北警察署がまとめたより詳細なデータがPDF形式で公開(こちら)されていますので、参考にしてみてください。

※本記事は横浜日吉新聞2016年10月26日掲載分に本紙向けに一部改編しました

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【参考リンク】

港北区内犯罪発生状況PDF、2016年9月末、港北警察署)

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